びわ湖ホールプロデュースオペラ ワーグナー作曲新制作 <ドイツ語上演・日本語字幕付 全3幕>ローエングリン

総力を挙げて制作するプロデュースオペラ セミ・ステージ形式で上演
びわ湖ホールが総力を挙げて制作する「プロデュースオペラ」は、「創造する劇場」を掲げるびわ湖ホールが、1998年の開館時より毎年、国内外から第一線で活躍するキャスト・スタッフを集め、芸術監督のもと制作し、全国、そして世界へ発信し続けてきたオペラ・プロダクションです。今回は、新型コロナウイルスの感染症拡大防止のため完全なる舞台上演ではなく「セミ・ステージ形式」で上演します。
※セミ・ステージ形式・・演奏会形式に照明など演出効果を加えた上演形式

ロマンティック・オペラ『ローエングリン』を上演
<びわ湖リング>後の注目のワーグナー第一作
ワーグナー畢生の大作<ニーベルングの指環>全四作を毎年一作ずつ新制作する一大プロジェクト 通称<びわ湖リング>を終えた沼尻竜典。その次に沼尻芸術監督が選んだのが、同じくワーグナー作曲の『ローエングリン』です。白鳥の騎士ローエングリンと公女エルザの悲恋を描き、「婚礼の合唱」「エルザの大聖堂への入場」「前奏曲」と音楽的にも聴きどころが多く、「ロマンティック・オペラ」としても人気の高い作品。四作すべてチケットが完売(『神々の黄昏』のみ新型コロナウイルスの影響で無観客上演)した<びわ湖リング>後の第一作として注目度の高い公演です。
ローエングリン Lohengrin
作曲・台本:リヒャルト・ワーグナー
作曲:1848年完成
初演:1850年8月、ワイマール宮廷歌劇場
指揮:フランツ・リスト
ワーグナーの7作目のオペラ。ワーグナ―は、作品完成の翌年に革命運動「ドレスデン蜂起」に参加したが失敗、主要メンバーとして指名手配され、リストの助けでスイス・チューリヒに逃れたため初演には立ち会えず、作曲家・ピアニストとして知られるリストが初演を指揮しました。
その後、ミュンヘン宮廷歌劇場で15歳の即位前のルートヴィヒⅡ世が「ローエングリン」を見て衝撃的な感動を受け、ワーグナーの世界に傾倒、即位後は最大の援助者として、バイロイト祝祭劇場、<ニーベルングの指環>などワーグナーの業績を経済面で支えることとなりました。現在、バイエルン州の最大の観光地となっているノイシュヴァンシュタイン城は、ローエングリンの世界が色濃く反映されています。
第1幕、第3幕の2つの前奏曲は、オーケストラの演奏会などで単独で演奏されることも多く、また「結婚行進曲」をはじめ、さまざまなライトモチーフなど魅力的な音楽に満ちています。

厳選されたキャストと京都市交響楽団で上演
キャストには、沼尻竜典が国内外から厳選した旬の歌手が並びます。主役ローエングリンを務めるのは、びわ湖ホールのオペラにも幾度となく出演し、常に絶賛を浴びる福井 敬、そしてヘルデンテノールとしてバイロイト音楽祭、プラハ国民劇場『ローエングリン』に出演するなど数々のワーグナー作品を歌うチャールズ・キムです。そのほか、国内のトップレベルの歌手、合唱はびわ湖ホール声楽アンサンブルを中心とした関西の歌手約50名が出演します。そして管弦楽には、<びわ湖リング>でも圧倒的な熱演を聴かせた京都市交響楽団が出演します。
STORY
ブラバント国の前の領主の娘エルザはフリードリヒ・フォン・テルラムント伯爵との後継者争いで、領主となるはずの弟を殺した容疑をかけられ、王の前で訴えられます。
彼女は神が遣わした騎士が自分の潔白を証明すると話し、集まった群衆が疑いの目を向ける中、奇跡がおこり騎士ローエングリンが登場、フリードリヒとの決闘に勝ちエルザを救います。
ローエングリンは「自分の素性」について質問しないことを条件にして、エルザと結婚します。同意したエルザでしたが、オルトルートとフリードリヒの計略によって疑念を持ち、ローエングリンにその「素性」を尋ねます。その問いにローエングリンは、自らの高貴な素性を明かし、エルザのもとを去るという悲劇的な結末を迎えます。
- 登場人物
・ローエングリン 白鳥の騎士。エルザの守護者としてブラバント公国にやってくる。素性と名は秘密。 ・エルザ・フォン・ブラバント ブラバント公国の公女。 ・フリードリヒ・フォン・テルラムント ブラバント公国の実権を狙う貴族。 ・オルトルート フリードリヒの妻で魔法を使う。 ・ハインリヒ国王 ドイツ王。ハンガリーとの戦いの兵を募るためにブラバント公国を訪れる。 ・ゴットフリート エルザの弟
公演概要
公演名 | びわ湖ホール プロデュースオペラ ワーグナー作曲『ローエングリン』(全3幕 ドイツ語上演 日本語字幕付) |
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開催日 | 2021年3月6日(土)・7日(日) |
時間 | 14:00開演、13:00開場、18:30終演予定 |
会場 | 滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホール 大ホール |
料金(税込) | ■SS席:20,000円<うち寄付金5.000円> ■S席:11,000(10,000)円 ■A席:9,000(8,000)円 ■B席:6,000円 ■C席:4,000円 ■U30席(30歳以下):3,000円 ■U24席(24歳以下):2,000円 ※全席指定・税込 ※( )内はびわ湖ホール友の会会員料金/びわ湖ホールのみの取り扱い ※青少年割引当日券あり ※びわ湖ホール友の会についてはこちら |
発売日 | 友の会優先:1月14日(木)10:00〜(ネットチケットおよび電話受付のみ) ※公演のライブ配信についてはこちら。 |
託児サービス | 対象:1歳以上、6歳未満 利用料金:1公演お子様ひとりにつき1,000円 開設時間:開演30分前から公演終了後30分まで 申込方法:2021年2月27日(土)までに「びわ湖ホールチケットセンター」までお申込みください。 |
お問い合わせ | びわ湖ホールチケットセンター TEL.077-523-7136(10:00~19:00) 火曜日休館、火曜日が休日の場合は翌日。 |
注意事項 |
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有料ライブ配信
視聴券:各日3,000円(2/20(土)発売)
公演の模様をスマートフォンやパソコンでお楽しみいただけます。ご視聴・ご購入サイトへは下記URLから。※購入画面に進むには、会員登録が必要です。