【ジュリオ・チェーザレ稽古期間】
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【こちらはジュリオ・チェーザレ初日公演前に行われたインタビューです】
ス〉さて、現在は来月頭から公演、新国立劇場での『ジュリオ・チェーザレ』のオペラ稽古も佳境を迎えているのではないでしょうか?
真〉はい!立ち稽古が終わり、オーケストラとのリハーサルに入っています。私はこちらのプロダクションが大好きで、特にマエストロとの稽古をとても楽しんで取り組んでおります。個別に時間を頂いたマエストロとの稽古では、彼がバロックを専門的に学んでいることもあり、細かく丁寧に音楽づくりをしていくことができました。私自身も新しく学ぶ事が数多くあること、また、マエストロがどのように表現を捉えているかなど知る機会でもあり、非常に興味をかきたてられる時間を過ごしております。
ス〉充実した稽古期間を過ごされているのですね!何か具体的な例はありますか?
真〉そうですね、例えばカデンツァついてです。バロックのスタイルでは、楽譜通りに歌う箇所だけでなく、さらにアレンジして、音を付け加えて歌うことが一般的な様式となっています。その時のカデンツァを、普段は自分で自分に合うものをつくっていました。しかしながら、今回はマエストロより、既に出来上がったカデンツァを頂きました。そのカデンツァをどのように歌ったらいいのか、どのように歌いたいのか、など、自分の声を寄せていく事で、より表現が深まっていくように感じます。
ス〉とても深いところまで音楽づくりをなさっているのですね!
真〉はい、その過程がとっても楽しくて、マエストロに弟子入りしたいぐらいです!実は、元からバロックの音楽が好きで、若いころは何度も「もっと専門的に学びたい!」と思っていました。しかし、オペラ歌手として活動するに主にロマン派のオペラを歌わなければならないこと、オペラ歌手としてののキャリアが既に始まっていたこともあり、なかなか時間を取って、専門的にじっくり学ぶ機会がありませんでした。それもあり、より今回の機会をありがたく感じております。
ス〉そうだったんですね!ところで、7月、8月と少しレパートリーから離れた曲のコンサートが続いていて、発声などを気にかけていらっしゃいましたが、調子はいかがでしょうか?
真〉最近は声の調子も良いと感じています。私の楽器の場合、モーツァルトやヘンデルのようなバロックの音楽をやると声の調子も整うように感じます。もちろん後期ロマン派やベルカントの音楽も非常に好ましいですが、先ほど挙げましたモーツァルトやバロックの音楽などの音楽も年に1回はやりたい・歌いたいなあと感じております。ここ数年は、幅広い時代、作曲家、様式などに取り組んできました。それもあって、自分の楽器について欠点や改善点も含めて、より深く知れたと思います。その過程をへて、改善できたこともあります。今後はより自分に合ったものに取り組んでいけたらいいと思っています。
ス〉ありがとうございました!
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