ミュージカル?オペラ?
皆さま、こんにちは!
森谷真理オフィシャルサイト スタッフブログです♪
こちらは、なかなか聞けないこと、言えないことを密かにダイレクトに発信していくブログです☆
ス〉さて、6月22日に無事にリサイタル「感応し合う魂、二つの愛の形 シューマン&マーラー」を終了致しました。たくさんの方にご来場頂き、またソーシャルメディアの方にも嬉しいコメントを頂いたりと、ありがとうございました!
他のコンサートにも足を運んでくださっている皆さま、いつもありがとうございます。
真〉ありがとうございました!
ス〉リサイタルを終えてみていかがでしょうか?
真〉私にとってとても大切なリサイタルだったので、正直ほっとしています。歌曲だけのコンサートにして、改めてよかったと思い、今後も続けていけたらいいなぁと思いました!
とにかく準備が大変でした。メジャーな曲からマイナーな曲まで選んだこと、自分一人で勉強を進めていくこと、そのための時間のやりくりが主に大変でした。
何度も繰り返し曲と向き合うことでひらめく表現もあるので、一度にたくさん詰め込めないのです。
ス〉いつも本当に新しい曲をホイホイ歌っている真理さんの勉強量と時間のやりくりを見習いたいものです、、。(笑)
真〉今年はコロナの影響で延期になったオペラもあり、やっと歌える気持ちで嬉しいです。しかし、来年からまた新しい曲もどっさりあるので、、、。夏過ぎたら頑張ります、、(笑)
ス〉楽しみにしています!(苦笑)海外公演からリサイタル、またレッスンなど忙しくなさっているようですが、大学でのレッスンはいかがでしょうか?
真〉最近、私の周りでよく聞く質問について、私の考えをこちらで発信したいと思います。生徒さんより、「オペラもやりたいけど、ミュージカルもやりたい」または「オペラかミュージカルか決められない」というお話を聞くのですが、簡潔的に答えると、「両方両立することは難しい」と思います。もう一言付け加えるなら、「早くどちらか決めた方がよい!」です。
ス〉理由もお願い致します。
真〉オペラはミュージカルと違ってマイクを使いません。なので、発声のアプローチが全く異なります。筋肉や、身体の使い方からトレーニングをする必要があります。ミュージカルにはミュージカルのテクニックがあると思います。わたしはそちらの専門ではないので、今すぐミュージカルをやりたい方はミュージカルを教えてくれる先生のところに行きましょう!
ス〉ありがとうございます。オペラを目指す学生さんへ、大学時代の過ごし方のすすめなどありますか?
真〉沢山あります。まず、声楽の技術的な勉強は4年間では終わりません。歌手人生を終えるその日まで、勉強を続けることが仕事のひとつであると私は思っています。学生時代にしておいた方が良い事ですが…まずはピアノは弾けた方がいいです。ソルフェージュや和声、楽曲分析も学べるなら学べるだけ取り組んでおいた方がよいです。私自身、もっと学んでおけばよかったと、特に後期ロマン派以降の作品を歌うたびに思います。また、音楽史だけでなく、美術史、西洋史も詳しく学んでおきましょう。オペラに取り組むにあたり、作品の時代の建物、文化、服装、食品や食器、振る舞い、時代背景、全てを知る必要があります。また、一番大事なことは「耳」を育てること。音楽をたくさん聴き、創造力、分析力、構築力を養うことも大事です。
ス〉音楽を、声楽を学ぶことはとにかく大変なんですよね。
真〉はい(笑)。まあ、話を戻しますと、オペラも、ミュージカルもどちらもは、難しいです。どちらの音楽がより好きなのか、ダンスもしたいのか、色々な要素を考慮しながら、どちらかに決められた方が良いと思います。
また、繰り返しになりますが、近頃は自宅で簡単に音楽を聴けるようになりましたが、ライブで体験する事により得られる学びは大きいです。会場で直に響きを聴くことにより、得られる気づきも絶対あります。レパートリーも増えるでしょう。とにかくコンサート会場に足を運んでみてください。
ス〉真理先生からの熱意のこもった正直なコメントでした! 本日もありがとうございました^^
真〉ありがとうございました!
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