ドレスデン滞在を振り返って2
皆さま、こんにちは!
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こちらは、なかなか聞けないこと、言えないことを密かにダイレクトに発信していくブログです☆
ス〉前回に引き続き、ドレスデンでの滞在から感じたこと、主に歌手のキャリア形成についてをお話しを伺っていこうと思います。どうぞよろしくお願いします。
真〉よろしくお願いします。
ス〉今回の海外出演のきっかけについて、思うことがあるとおっしゃっていましたね。
真〉そうですね。この≪蝶々夫人≫は3年前の日本公演に合わせて、その半年後頃にドレスデンで公演される予定でした。しかし、新型コロナウイルスにより今年に延期、ある歌手の方が4月、5月の公演を歌う予定でしたが、その方が5月の出演をキャンセル。そのため私にお声がけ頂いたようです。また、海外から日本への渡航の条件がちょうど緩和されたので、ご依頼を受けることができました。もし緩和されていなかったら、帰国後に控えていた公演もキャンセルしなければならなかったので、断っていたかもしれません。
ス〉とっても良いタイミングだったんですね!
真〉それから、、私に海外の劇場に出演経験があったことも、お声がけ頂けた理由の一つだったのかもしれません。というのも、海外だけで活躍する歌手、日本国内だけで活躍する歌手、海外に滞在で、日本の公演に出演する歌手。この3パターンはよく聞きますが、日本国内にいて、海外の公演のオファーがかかることってなかなかないのです。わたしに海外での活動歴があり、更には、海外にもマネージャーがいたことで、今回の依頼に、よりスムーズに繋がったと感じています。そして、沢山の方のご理解とご協力をいただき、渡欧が可能になりました。
ス〉いままでの積み重ねがあってこそだったんですね。
真〉そうですね。チャンスが来た時、どのくらい準備が出来ているかって、どの分野でもとっても大事なことだと思います。まず、オペラは日本の伝統芸術ではなく、西洋芸術なので、海外で学ぶ、歌う機会があればそれに越したことはなく、、、迷わず挑戦するのが良いと思います。また海外では、声楽を学ぶということはオペラを歌う歌手になる勉強をするということ。それはオーケストラと歌う声を目指した勉強であり、そのための技術を磨き、体づくりをしていくことも含まれています。日本では、小さなコンサートなどで少しずつデビューしていき、オペラに繋がって行きますが、海外では、オペラで活躍している歌手が、コンサートなどのご依頼をいただき、歌っていくというキャリア形成が主流になります。日本とは声の勉強に対する目的は同じでも、キャリア形成の方向は全く反対なんです。その他、教会等でのコンサートのお仕事の道もありますが。
ス〉なるほど、海外でのキャリアスタートはどのように初めていったのでしょうか?
真〉まずはコンクールやオーディションをたくさん受けていました。ある公開のコンクールの会場には劇場のプロデュ―サーや指揮者も来ていまして、そこから仕事が決まって行ったこともありました。海外のコンクールでは、審査員は歌手ではなく、配役に関わる方達である事が多いのも日本との違いです。海外のコンクールは、よりオープンでチャンスのある場だったと記憶しています。
ス〉コンクールからキャリアをスタートさせていたんですね!
真〉そうですね。今後、海外の音楽界との交流がより活発になったらよいなと願っています。日本で活躍なさっている方と、海外で活躍している方と、両方バランス良く効果が発揮できるような、日本独自の道が見つかっていくのでは、と期待しています。自分が橋渡しのような役割が出来たらいいなぁと日々考えてます。
ス〉ありがとうございました!
真〉ありがとうございました!
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