オペラ歌手が舞台に上がるまでのルーティーン♪コンサート編
皆さま、こんにちは!
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こちらは、なかなか聞けないこと、言えないことを密かにダイレクトに発信していくブログです☆
今回は、数々の公演を恐ろしい頻度でこなしつつ、大学や自宅での講師活動も積極的な真理さんに、舞台に上がるまでの曲にかかる時間などを伺ってみました!
スタッフ(以下”ス”)〉今回はよろしくお願いします♫
真理さん(以下”M”)〉よろしくお願いします。
ス〉すごい楽譜ですね!(積み重なる楽譜を見ながら)
M〉多分この重なりで6時間分の演奏時間の楽譜だと思います。これから音源聞いたり勉強するものです。オペラ1本と、コンサートと、、。
ス〉6時間分の演奏は6時間じゃ用意できませんよね…。本日は、曲が本番を迎えるまでの時間や過程などを伺っていければと思います!
M〉まず、知っている曲・やったことある曲とそうでない新しい曲とでかなり時間の使い方が違います。
わたしの場合、ヴェルディ作曲、歌劇「椿姫」の”花から花へ”は何度も歌っているので、毎回復習・確認のみで舞台にあがれます。
しかし、例えば、2021年6月の日本リヒャルト・シュトラウス協会のリサイタルで歌った、ラヴェル作曲、歌曲集「シェエラザード」の一曲目の”アジア”は椿姫と同じ10分前後の曲ですが、時間の使い方は全然違いました。
ス〉歌曲集「シェエラザード」は2021年1月ロームシアター京都でのパフォーマティブコンサートから始まり、2回目が同年4月末の宗次ホールでのリサイタル。その後6月の日本シュトラウス協会のリサイタルで3回目でしたね。
※詳しくは演奏会情報-過去のイベントから見てください!
だいたい譜読み(音を覚えるまでの時間)に何時間くらいかかりますか?
M〉わたしは比較的譜読みは早い方で、まず初めに全体像を把握していきます。その後、歌詞の意味や読み方を調べて、、3時間前後でしょうか?
それからピアニストと7時間前後は練習していると思います。
この辺でやっと全体像がわかって、音が入ってきたな。という印象です。
ス〉その後は、、暗譜(見ないで歌えるように曲を覚えること、暗記)ですね!
M〉ここからが一番大変です(笑)だいたいこのシェエラザードだったら、一日に1〜3時間を平均で少しずつやっていって、40〜50時間くらいはかかっていると思います。それ以上かな?1ヶ月前後くらいかけて覚えていきます。
ス〉ごごご50時間…!大変!10分の曲なのに…!
M〉このシェエラザードは結構複雑だったのでそのくらい使いましたね。だいたいロームシアター京都でやってから少し忘れて、3週間くらいかけて暗譜し直して宗次ホールで歌って。また3週間くらいかけて思い出して日本シュトラウス協会で歌ったという流れです。(笑)もちろん、この曲だけでなく他の曲も掛け持ちしながらです。
ス〉気が遠くなりました…。
M〉あとはドイツ語、フランス語、イタリア語など言語次第で譜読みや暗譜の労力も変わります。
ス〉かなりボリュームのある作業だということは伝わりました!
しかし、ここまで時間が必要ならば、もっと何回も同じ曲を演奏されてはと思うのですがいかがでしょうか?
M〉そうですね!(笑) 母にも「同じ曲にしたら?」とよく言われたり、周りの人にもよく「真理はいつも暗譜してるね〜」と言われます。
しかし、オペラやコンサート等、色々なスタイルの本番があるので、毎回同じ曲は難しいんですね。
あとは、主催から曲の指定がある時もありますし、ホールの大きさや状態でも選曲は変わってきます。毎回同じ曲だらけになってしまうのは、もったいないと思う時もあります。コンサートをいつも聞きに来てくれる方々に、違った曲、違ったアプローチで楽しんでもらいたい。色々な曲を聴いてもらいたい。その一心ですね!
ス〉いかに一曲、一曲にどれだけのエネルギーが含まれているかわかりました。^^
ありがとうございました!
今後の予定は、
☆オペラ歌手の曲が舞台に上がるまでルーティーン♪ オペラ編
☆本番から本番までのスケジュール
などの記事を予定しています^^
最後まで読んでくださりありがとうございました!
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